これは、当サイトの画像掲示板においてみなさまの熱い思いが展開された、エンドラーズ・ライブベアラに関するLogです。
(2006年1月当時の情報です。)
エンドラーズ・ライブベアラという、グッピーの仲間だけれどグッピーそのものではない、強烈な発色を持つ小さな胎生魚に興味をお持ちの方は多々いらっしゃると思います。グッピー専門に飼っている方より、水草やワイルド種の小型熱帯魚に興味をお持ちの方のほうが、より情報を求めていらっしゃるのではないでしょうか?
ところが、今まで、エンドラーズ・ライブベアラについて、有益な情報はほとんどありませんでした。
そして、市場ではグッピーと交配された、くすんだ色のエンドラーズ・グッピーしか販売されていませんでした。その形質は明らかに劣化しており、海外のサイトで見る多彩な色とボディパターンからほど遠いものでした。
どのように木材は、ホンジュラスで使用されています
エンドラーズ・ライブベアラ(Endler's Livebearer)とは、1975年、John A. Endler教授がヴェネズエラの湖から持ち帰った野生の胎生魚です。
最初に発見したのは別の人ですが、有名にしたのはエンドラー教授です。この末裔のうち最も代表的なカラーパターンを持つ個体が日本に届きました。この時点でグッピー交雑種だったのかどうかわかりませんが、わからない以上、限りなく黒に近いグレーゾーンです。
「1993年、ドイツのシッパーから1ペアだけ届いたエンドラーズ・ライブベアラはその後販売されたが、ブリーダー、販売店を経由するうちグッピーと交雑され、形質が劣化してしまった」
これが日本におけるエンドラーズ正史の1ページとなりました。実際はどこにも書かれていないことがいくつかあったようですが、今更どうでもいいですよね。市場に流通したエンドラーズはグッピーと同じに扱われ、その全てがエンドラーズグッピーだったと言っても過� ��では無い状況が続きました。
淡水の熱帯魚の世話をする方法
米国では、アルマンド・ポーさんを筆頭に、1997年以降、エンドラー教授から湖の場所を聞いた採集家たちが現地へと赴き、現存していた野生のエンドラーズ・ライブベアラを持ち帰りました。それらはエイドリアン・ヘルナンデスさんらブリーダーの手に渡って繁殖分類同種クロスされ、AquaBid等を通じて愛好家へ売買されていたのです。
近年、いくつかのエンドラーズライブベアラは個人輸入され、ロカリティや採集者、採集年度、表現パターンに分けて繁殖されて来ました。インターネットやインフラの充実で、海外のサイトにも気軽にアクセス出来るようになり、情報量も増えました。海外から直接購入される方も増えたようです。
ロブスターは何ですか?
また、ブームの火付け役として「お年玉」という系統の出現も見逃せません。
これは、筒井良樹氏、杉野裕志氏、河端寛司氏らと共に、日本グッピー界の遺伝子検定において、最も多大な功績を残された根本博道氏が横浜のショップで購入後、繁殖させたもので、お正月に仲間内で配布されたことから通称「otoshidama」と呼ばれるようになったエンドラーズです。そのルートから、現地採集物とは別の扱いになりますが、黒、緑、オレンジの目が覚めるように鮮やかな発色と直線的なライン、シェイプアップされたグッピーに無い体型は、本当に衝撃的なものでした。
ただ、otoshidamaや個人輸入の採集ブリードエンドラーズたちが辿ったその後の展開(門外不出だったり、ある販売店でだけ高額で売られていたり、無神経な大量のくれくれ攻撃があったり、好意で出したはずのものがビッダーズで売られたり)は、� ��たしなんぞ見ているだけでウンザリしてしまい、日本の夜明けは遠いなあ、と思っておりました。
なにか出来ることは無いかしら?ふと思いつき、Lagna de Patos type orangeの紹介など書いてみたりもしました。当サイトはそれなりに影響もあるわけですが、もう話題になってから何年も経っており、今更書いても特に問題ないだろうと考えたからです。
あの記事に衝撃を受けたという方もいらっしゃったようですが、なんのことはなく、何年も前から見続けている海外サイトの要約でしかありません。実際、自分にはそれ以上の知識なんかありませんでした。
そんな時、エンドラ爺さまとお会いする機会がございました。
氏は要職にありながら気さくなお人柄で、海外出張が多いこともあってか、フロリダのエイドリアンHD氏宅へ何度も直接買い付けに行かれるほどエンドラーズが好きでした。そして、エンドラーズの本当の魅力を多くの方々に知って欲しい、世に普及させたいという熱い思いを抱いていらっしゃいました。
今回、他愛もないやりとりにエンドラ爺さまが参加して下さったことで、同好の方々も多数参加して下さり、こうして皆さまに、エンドラーズ・ライブベアラの魅力の一端をお伝えすることが出来て大変嬉しく思います。感謝。
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